現代人の歪みのしくみ・整え方

姿勢を正そうと、丸まっていた背中を真っ直ぐに伸ばしたとき、それを楽な姿勢と感じますか?そのまま長時間続けられるでしょうか?
もしもそうであれば、それがあなたにとって最適な姿勢ですから、そのままお続けになって下さい。自分がいちばん楽だと感じる姿勢が、体にとってもいちばん楽な姿勢なのです。 。。。ということは、例えばあなたが‘猫背’が楽だとすると、それが今のあなたの体にとって最適な姿勢なのでしょうか?
体は自分にとって最適な姿勢を知っています
はい、実はそうなのです。胃が辛い人は胃がいちばん楽になるような姿勢、心臓であれば心臓が楽になるような姿勢というのがそれぞれあり、人は誰にも教えてもらわなくても、無意識のうちにその姿勢をとることができるのです。
極端な例ですが、電車で大股を開いて座っている若い男性。コンビニで座り込んで立ち読み(?)をしている高校生。これらの場合も、前者は心臓を、後者は肺を楽にする姿勢です。ということは、その臓器を中心とした体の歪みが起こっている可能性大と見ることができるわけです。
なので、そういう人を見かけたら、ムッとせずに(難しいですけど)いたわりの心で見つめてあげて下さいね。周囲には迷惑な姿勢ですが、気が済むまで(=その臓器がリラックスするまで)続けさせてあげるのが、その人にとってはいちばんよいのです。リラックスさせたい臓器が充分にゆるめば、そういう姿勢は自然にとらなくなります。
といいつつも、社会の中で生きる以上、あまりにマナー違反なことは自ら控えたい。前のふたつは、例えば会社で仕事中にできる姿勢ではありません。だから、とりあえず見た目に姿勢よく見えるよう、仕事中、自分の猫背に気がつくと背すじを伸ばしてみたりするのですが。。。もうご想像つくと思います。それは内臓にとってはきつく、余計に疲れる姿勢なのです。だから、気がつけばまた背中は丸まっているのです。
歪みの違い「昔と今」
身体均整法は今から約50年前、偏った姿勢と痛みや不調がどのようにつながっているのか、その流れを見極め整える整体として、四国松山の亀井進師範によって創始されました。
肉体を酷使する仕事が主流であった時代は、偏った動き、あるいは過度な仕事量 によって姿勢のバランスを崩し、それによって起こった歪みが(例えば常に左右の肩の高さが違った姿勢での作業)、他の部位 の痛みや不調(例えば腰痛)、あるいは内臓の疲れ(例えば右肩が下がり続けたままだと、肝臓を圧迫し続け、肝臓が疲れる)などにつながっていく流れが明確にあり、それさえ正せば、問題は解決していました。
昔は「偏った姿勢」という、外からの要因で、体をこわす方々が多かったのです。
現代の歪みは内的要因から
しかし、その後亀井師範は亡くなられる少し前に「これからの時代は体の中から体調を崩す方々が増える」との 洞察により、均整法の研究を「姿勢や動きの偏り(外的要因)」から「内臓の疲れ(内的要因)」に進めている最中にお亡くなりになりました。その志を引き継ぐのが、我々現代に生きる身体均整師なのです。
なぜ、現代は内的要因の時代なのでしょうか。それには現代人の生活習慣が密接にからんでいます。「夜ふかし」「睡眠不足」「昼夜逆転の生活」「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「遅い時間の食事」「食べてすぐの就寝」「食事は和食よりも洋食系が多い」「運動不足」など、これらがひとつも当てはまらない方はいないと思います。
これらの生活習慣が長期に渡って続くと、内臓に大きな負担をかけます。中でも胃や肝臓といった「消化器系」にしわ寄せのくることが多いのです。すると例えば荷物を常に右肩に掛けたりといった姿勢的な偏り(外的要因)がなくても、体は疲れた胃や肝臓を中心として左、もしくは右に傾きます。これが内的要因から起こる体の歪みです。
この例の体型は均整法では「左右型」、別 名「消化器型」と呼びますが、それはのちほどお話ししたいと思いますので、まず現代人は内臓、中でも‘消化器系統’にしわ寄せがきている人が多いということを覚えておいて下さい。
お酒を飲まなくても肝臓は疲れる!?
「胃はともかく、肝臓は、お酒をそれほど飲まない私なら大丈夫なのでは?」と思われたあなた。お酒を飲まなくても肝臓は疲れます。
食べ物を消化するのは胃だけはなく、様々な臓器が連動して働きます。そのうち、消化液のひとつ「胆汁」を作っているのが肝臓、取り込んだ食物からの栄養を貯えたり放出したりするのも肝臓ですから、例えば毎回の食事で満腹になって苦しいほどに食べ過ぎたり 、高脂肪高タンパクなこってり系の食事を続ければ、消化、分解、貯留、放出などの作業が増えることになり、その分肝臓は疲れるのです 。
また睡眠不足=起きている時間が長いということですから、その間肝臓は、起きて活動するためのエネルギーを作り続け、活動によって発生した老廃物も処理し続けます。その大変な作業を、夜ふかしや運動不足でバランスを崩した自律神経(内臓の働きにとってのアクセルやブレーキになる神経。バランスを崩すと内臓の働きに影響が出ます)によって、肝臓はブレーキを踏まれたまま行わなければなりません。
さらに運動不足は栄養過多につながり、余った分の貯え作業に肝臓は追われます。また運動不足では当然筋肉も衰えますから、体は手足の末梢からの血液を戻しにくくなり、血流が滞り、老廃物は溜まりっぱなし。その処理にも追われて肝臓は疲れます。
いかがでしょうか。さらに女性には、男性にはない月に一度のリズムもありますから、鉄分が足りなくなったときにその補給などといった仕事も加わるため、男性よりも肝臓は疲れやすいといえ、実際女性には肝臓疲れからの体調不良がより多く見受けられます。
左右型の歪みを持つ現代人
よって最初にお話しした通り、これらのことから見えてくるのは、現代人にはお腹の中、つまり胃や肝臓といった消化器系の疲れが中心となって起こる「左右型(消化器型)」の歪みを持っている方が非常に多いということです。
ここで「左右型(消化器型)」についてご説明します。
均整法では体の歪みを12種類に分類しています。
前後型(別 名:頭脳型)
左右型(消化器型)
回旋型(泌尿器型)
肋骨型(呼吸器型)
骨盤型(生殖器型)
骨格筋型(循環器型)
の6つが、さらにそれぞれ正反対の性質を持つ2つずつ(例:前後型の「陽性」と「陰性」)に分かれることで、合計12種類の体型になります。
頭脳型であれば「頭に疲れがしわ寄せしやすく、体型や動きでいうと前後のバランスを崩しやすいタイプ」、生殖器型であれば「骨盤内臓器に疲れがしわよせしやすく、骨盤のかたちに特徴のあるタイプ」というように考えていただくと解りやすいと思います。
左右型であれば、「胃や肝臓など消化器系に疲れがしわ寄せしやすく、胃は体の左、肝臓は右に位 置していることから、胃が緊張すると体が左に傾きやすいなど、左右のバランスを崩しやすいタイプ」となります。
さらに複雑化する現代人の歪み
さて、現代人においては左右型の歪みを持っている方が多いということはお解りいただけたかと思いますが、実はその左右型だけを純粋に持っている人はまずいません。先にご説明したいくつかの体型を複合して持つ方がほとんどで、全体の約9割を占めます。例えば消化器系の疲れに加えて、
パソコンなどのデスクワーク過剰や、対人関係のストレスが多い方は「左右型」+「前後型(頭脳型)」
都会の空気の悪さの影響を受けている方であれば「左右型」+「肋骨型(呼吸器型)」
女性の方であれば、消化器系の内臓の中でも、特に肝臓の疲れが下腹部(骨盤内)のうっ血につながりますから「左右型」+「骨盤型(生殖器型)」
運動不足による「左右型」+「筋肉型(循環器型)」
これらのように、いくつかのタイプが組み合わさって非常に複雑に展開されてゆくのが、現代人の歪みの特徴になっているのです。
現代人の整体ポイント
ではそれらを正すには、いったいどこから手を着ければいいのでしょうか?その答えも左右型にあります。いくつかの体型が合わさって一見複雑に見えてはいますが、その柱となる左右型のバランスを改善することがポイントになります。なぜなのでしょうか?
ここで大切になってくるのが、先ほど話題に上った‘肝臓’です。左右型施術の流れの中には肝臓の調整が必ず含まれ、この肝臓こそが複雑な歪みを一気に解消するポイントなのです。

 

※日本人体解剖学 下巻 循環器系・内臓学・感覚器(金子丑之助・南山堂)より作成

左図は血液(静脈血)の流れをたどった図です。肝臓が中継点となっているのがお分かりでしょうか。

もし血液の流れがこの肝臓で通行止めになったとすると、お腹にたまった血液は行き場を失い、そのうっ血が長く続くと「骨盤型」や「泌尿器型」といった体型を誘発することになり、また肝臓より上に位 置する心臓や肺にも血液が戻りませんから、こちらは「呼吸器型」「循環器型」といった体型の誘発原因になります。

このことが、肝臓を元気にすることで下半身、上半身のバランスが一気に修正され、左右型はもちろん、組み合わさっていた他の体型も自然とほどけていく大きな理由のひとつなのです(※理由はあと2つあります。別 立てにした方が解りやすいと思いましたので、当院姉妹サイト肝臓と整体の情報館として、詳しくまとめました。お時間のあるときに、どうぞご参考になさって下さい)。

したがって当院では、現代人の歪みの特徴である内的要因から体型を判別 した後、均整法の内臓操縦術のひとつである「肝臓賦活(かんぞうふかつ)法」を取り入れた施術によって、その複雑な歪みの流れを明らかにしつつ施術を進め、まず、あなたの体が本来どれほど快適なのかを体験していただくことから始めます。
【参考文献:身体均整師会「講座集復刻版」第1〜7集/身体均整法学園テキスト「観歪法」
/ 第91・92回全国講習会講義録「異常傾斜圧の観察と調整(南一夫講師)」
日本人体解剖学 下巻 循環器系・内臓学・感覚器(金子丑之助・南山堂)】

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(一般社団法人身体均整師会会員,東京支部副支部長)
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